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頭皮刺激が脳卒中後の脳機能の回復を助ける!?

  脳卒中を経験し、幸いにも死を免れた生存者は、脳卒中の影響を受けた脳領域に関連した機能障害の後遺症に苦しむことも少なくありません。

  この機能回復のために、現在のところはリハビリテーションしか選択肢がありません。

  しかし、近い将来、このリハビリに、損なわれた脳領域上の頭皮への電気刺激を組み合わせることで、劇的な回復が期待できるようになるかもしれません。

  脳卒中の主な後遺症の一つが言語障害の失語症です。

  小規模の研究が、脳梗塞後の早期に、頭皮上からの電気的な脳刺激を与えることを、言語聴覚士によるリハビリテーションと一緒に実施することが、脳卒中の生存者の言語機能を回復させるために大いに役立つことを示しました。

  特に、人や物の名前が言えなくなる健忘性失語症の回復に有効でした。

  カナダのマクギル大学の神経科・神経外科の准教授のアレキサンダー・ティール(Alexander Thiel MD)氏らが、Stroke 誌電子版に27日付で発表しました。

  「この脳刺激は、早期に、脳卒中後の 5 週間以内に行うことが、最も効果的だと考えています。回復過程を制御する遺伝子がこの間は活性化しているからだ」とティール氏は述べています。

  脳卒中の生存者の 20〜30 パーセントが後遺症として失語症を発症します。脳卒中の多くが、言語を制御する脳領域で発生し、その結果として言語の理解、読み書き、会話の能力に障害がでます。

  「この数十年、言語聴覚士による言語療法は、失語症の脳卒中生存者ための唯一の治療選択肢でした。近い将来、早期に非侵襲的な脳刺激をすることを加えた言語療法ができるが可能性があります。これは、より効果的な失語症の回復をもたらし、経済的効果もあるだろう」とティール氏は語っています。

  この研究は、リハビリテーション専門病院で、脳梗塞の生存者で幾つかのタイプの失語症がある 24 人を対象に行われました。

  被験者は、10 日間、20 分間の経頭蓋磁気刺激 (TMS) または偽刺激を受け、続いて 45 分間の言語療法を受けました。

  13 人は下前頭回後部の右側の上の頭皮に 1 ヘルツの TMS を受け、11 人は偽刺激を受けました。

  この TMS 機器は、低強度の刺激を提供し、脳の運動皮質上の頭皮を刺激して筋収縮を誘発する手動操作できる磁気コイルです。

  偽刺激中、偽コイルは、大きな静脈血管があり、言語関連の脳領域ではない正中線上の頭頂部に置かれました。低強度の刺激だったので、被験者は皮膚に同じ感覚を得ましたが、脳組織に届く電流効果はありませんでした。

  患者の言語機能は、ドイツ失語症テストを使用して評価しました。

  TMS グループには統計的有意な改善が認められ、偽グループと比べ、言語機能が平均 3 倍も大きく改善しました。

  特に、名前を言うテストに最大の改善がみられ、他の機能も改善傾向がみられました。

  この研究者は、治療の前後に、脳の言語ネットワークの活動を PET を使用して観察しました。

  治療後に左脳側が活性化され、また、活性化された脳量が増えるほど、言語機能テストの成績が高くなる統計的有意な関係があることが分かりました。

  「 TMS は、健忘性失語症の改善に非常に大きな効果がありました。健忘性失語症は失語症の中でも最も回復の見込みがない衰弱性の症状の一つだ」とティール氏は言います。

  健忘性失語症は、発話は流暢で聴覚的理解は正常だが、人や物などの名前を言うことができない状態で、回りくどい説明、あれそれが多くなります。アルツハイマー病でもよくみれる症状です。

  この研究者は、実質的に、脳卒中の影響を受けていない働いている脳領域をシャットダウンしたので、脳卒中の影響を受けた脳領域の言語機能が回復したことを示します。

  「これは、患者が脳卒中の影響を受けた脚を使用しなければならないように、脳卒中の影響を受けていない下肢を副木で固定する身体のリハビリに似ている」と言います。

  この結果は、さらに大規模な多拠点研究へとつながるだろうと言います。

6/28/2013

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